おいでなすったー

テーマとか宣言すると一夜坊主で終わることがわかったので、そういうのやめて、書き散らかしていきます

郵便局がすごい

あなたは知っているだろうか。郵便ポストの収集時刻が第4便まであるポストでは、最終便は速達郵便を特別に処理するためのものであって、消印と普通郵便の受付処理は翌日になるということを。

ある年の確定申告書類を目論見よりも30時間くらいオーバーして仕上げたわたくしは、最寄り駅前のポストの最終収集時刻を過ぎていないことを確かめて、そこに確定申告書を封入した封筒を投函したのであるが(税務署への提出物は信書で送付することができ、このとき消印の日付が提出日と見なされるというルールがある)、お客先に「今日もちゃんと来ましたよ!17時だけど!」*1と言うためだけに乗り込んだ電車の中でGoogle先生と雑談しているときに、頭書の情報を知り、船橋郵便局に電話をかけてそれが事実であることを知ったのである。

 青色申告の個人事業者が確定申告の法定申告期限に遅れると、青色申告ゴニョゴニョ控除の必要条件を満たさず、アレがソレして20万円くらいダメージがある*2

衝撃を受けたわたくしは、帰宅後に泣きながら申告書をもう一部出力し、(国民年金保険料控除証明書などの)証憑類はあとから郵便で届くからそっちを採用してほしい旨の言い訳を書き添えて、深夜の2時くらいにクルマを走らせて、船橋税務署の時間外収受箱*3にこれを叩き込んだ。

で、怒られなかったので、当方の要請は認められたものと思われる。税務署、大量の紙を受け付ける能力がなんだかすごいと思う。

ようやく本題なのだが、郵便ポスト騒動で懲りたわたくしは、以後は必ず郵便局の窓口で特定記録郵便を依頼するようにしている。*4

普通の郵便局の窓口は17時までやっているが、24時間ゆうゆう窓口を開けている局へ持ち込めば、23時59分まで、当日の消印を押してもらうことが可能である。以前仕事場を借りていた板橋の板橋郵便局や、いま会社の事務所を置いている秋葉原の神田郵便局は、いずれもゆうゆう窓口があって、徒歩でアクセスできるので、とても便利だ。

便利なので、便利に使っていたのだが、先日、23時45分に発送した都税の資産税申告書が、戻ってきた控えを見ると、翌日に受け付けられていたのだ。深夜に出した普通郵便が翌日着くなんて、超速ではないか。公式なサービス仕様は定かではないものの、うわさレベルの説明では、夜間に数便の23区宛て発送に間に合えば、昼間にポストに出すのと同じ便で配送に至るのだという。

そういうことを意識してみると、神田郵便局のゆうゆう窓口には「切手を貼付済みの郵便物やレターパックなどは、表のポストへ出してください。送達のタイミングは変わりません」という旨の説明書きが掲げられているのだ。

 11便まである。最強かよ。そうすると、どこへ送るかなどによる差についてを含めて保証はないけれども、3時までに持っていけば普通郵便でも当日届いてくれたりとかするのかもしれない。そのうち研究してみよう。

15時16時17時に開けますとかも、むやみにすごい。それぞれが何かの締め切り時刻に対応するのだとしても小まめですごいが、そうではなくて溢れかねないほど投函が多いのだとしても、それはそれですごい。ポスト、もっと大きくしたほうがいいんじゃないかな。

*1:いちおう、面倒を見ているチームのメンバが困っていることがあれば解決するのがその案件においてわたくしどもが提供する主要なサービスのひとつだったから、無意味な出席アピールではないのだ!

*2:収集時刻後に郵便ポストに入れて翌日消印となったことで更正処分を受けた人の不服審判の記録があるので、これは仕様通りに処分されるらしい。同時刻に時間外収受箱に持っていけばセーフだったのだからセーフになるべき、という主張を繰り広げるも負けている。

*3:時間外収受箱は期限日の翌朝に開披されるまでに提出すれば、前営業日提出扱いとなるとされている。が、何時までという保証は公式にはないような気がする。

*4:わたくしが税務署に3月15日に郵便を出したことと、それが届いたことが記録される。中身が確定申告書である証拠はないが、もし提出されていないと言われるならば、私が送ったものを示してくださいよ!さあ!みたいな一休さん方式で抗弁することができるはずである。